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ご訪問ありがとうございます。
当院の看板猫であり
皆様からも人気者で可愛がっていただいていた大吉くんですが
昨朝息をひきとりました。

甲状腺機能亢進症・腎臓病の治療を長い間していましたが
とうとうお迎えが来てしまいました。
出逢った時にすでに成猫だったので何歳だったのかは不明です。

大吉くんとは、
事故に遭っていたのを保護されて当院に来院したのが出逢いでした。
当時整形外科を始めたばかりの私が手術をしたのですが
保護された方が飼えないということになり
病気も何もなかったので
当院に供血猫が１匹しかいなかったこともあり
当院でひきとることとなりました。

とても心優しい子で
今までに怒ったのは、先住猫のりえ吉くんが喧嘩をふっかけた時の
最初で最後に1回だけでした。

オスなのに仔猫が大好きで
診察室から仔猫の鳴き声がすると
「俺に世話させろ！」と言わんばかりにアピールしてました。
当院の若手の猫の躾役にもなってくれていました。

先が長くなさそうだし、あまり動き回る子でもないからと
ここ２年くらいは日中は処置室で自由にさせていたのですが
なぜか大型犬が大好きで
大型犬を診察していると診察室に入ってきて
大型犬と戯れていました。
その子のインスタにも「大吉先生」で出演してました😅
可愛がってくださる方もよくわかっていたようで
その方の診察中に撫でてもらうのが至福の時間だったようです。
最後の方は１日中寝ていたのですが
その方の声がすると待合室の方に行こうとしていました。

でも、本当に最後の方は
体も弱って皮膚糸状菌症になっていたため
大好きな大型犬とも患者様とも接することができなくなっていました。
よろよろしながらも待合や診察室に行こうとするのを
引き戻すのが不便で。

冬の処置室は寒いだろうと
一昨年のクリスマスプレゼントで
ねこたつ　を買ってあげたのですが
１シーズンしか使えないかな・・・
と思っていたのですが
２シーズン使ってくれ
今年の正月は迎えきれないかな・・・
と思っていたのですが
新しい年を迎えて
昨日まで頑張ってくれました。

亡くなる前日まで
口元に持っていくとドライフードを食べてくれていました。
ちゅーるやウェットはあまり好きじゃなかったみたいで。

当院はあまり輸血する機会は多くないのですが
若い頃は供血猫として頑張ってくれ
引退後は看板猫として私たちや患者様を癒してくれました。

私が死ぬまで
こんなに心優しい子には
もう出会えないだろうと思うくらい
本当に心優しい子でした。

まだ若くて凛々しい頃の大吉くん
↓


末っ子も大吉くんにたくさん可愛がってもらいました
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大吉くんはねこたつの上が好きで（←上も温かいんです）
クムちゃんと二人で使っているときもありました
↓


ねこたつで爆睡する大吉くん
↓



たくさんの幸せと癒しをありがとう。

大吉くんを可愛がってくださり
ありがとうございました。