
世界中で新型コロナウイルス感染が拡大しており
不安な日々が続いています。
獣医療業界は、毎年春は学会やセミナーが多い時期なのですが
当然のことながら中止や延期となっています。
コンサートなど一般的な集まりも中止されるなか
公衆衛生を担う立場でもある獣医療としては当然のことですが、
はやく終息してほしいものです。
当院では院内感染防止の目的で、開院時から
HBクワットという製品で入院ケージや入院室の清掃をしています。
また、開院以来、診療日は毎日、
待合室床・椅子・ガラス・ドアノブも同製品で拭き上げています。
ノロ・インフルエンザ・カリシウイルスをはじめ、
120種以上の細菌・カビ・酵母・ウイルスに効果があり、
パルボウイルスにも効果があるとされているため
当然、コロナウイルスへの効果もあります。
そして、清掃後24時間は除菌・ウイルス不活化効果が持続するとされています。
老健施設や厨房などでも使用可能なものなので安全面も心配ありません。
また、風除室に手指消毒スプレーを設置しましたのでご使用ください。
通常のアルコールスプレーではなく
私達が手術前の手の消毒や術野の消毒に使用するもので
除菌効果やエンベロープを持つウイルスへの不活化効果が持続するものです。
※コロナウイルスはエンベロープを持つウイルスです。
当院もある程度の量は確保していますが
この状態がいつまで続くか予想がつきませんので
過剰な使用は避けていただき
来院時と帰られる時の1プッシュずつでお願いします。
※1プッシュで十分量出ます。というより、多すぎるくらい出ます。
また、ワンちゃん・ネコちゃんの安全面もご心配かと思いますが
その点について、日本臨床獣医学フォーラムから情報が発信されました。
http://www.jbvp.org/index.html
動物は現時点で発症は確認されていないという点と
現在臨床現場で検査することができないという点が
人間と異なりますが、
ワクチンが無い点や予防法などは人間と同様です。
私達自身もただの個人というだけでなく社会の一員として、
動物たちも家族の一員として、
この難局を乗り切っていきたいものです。